【BOOKログ】異業種競争戦略/内田和成

いま何が起きているのか

異業種格闘技とは…

  1. 異なる事業構造を持つ企業が
  2. 異なるルールで
  3. 同じ顧客や市場を奪い合う競争

(本文より)

異業種格闘技例

  • 既存銀行業界へのセブン銀行(ATM設置重視)、イオン銀行(顧客サービス重視)の参入
  • 旅行業界でのJTB(既存総合代理店)、HIS(安売り航空券→頭打ち→総合代理店)、楽天トラベル(国内出張者向けホテル手配→頭打ち→幅広商品)

なぜ異業種格闘技が頻発しているのか

  1. 日本経済の成熟
  2. 情報通信技術の発達

(本文より)

要点

  • 消費者の需要は変わらない(ex, 音楽家の作った「音楽」を「聞きたい」だけ)
  • どのような方法で、その需要を叶えるかが異業種格闘技

事業連鎖

  • 狭いバリューシェンではなく、消費者に到達するまでの「事業連鎖」を俯瞰
  • 消費者起点(消費者が何に対しお金を払っているか)で、事業連鎖を考えないと
  • 狭い世界にとどまっていると変化を捉えられず、衰退する

変化を捉える5つの視点

  1. 置き換え
  2. 省略
  3. 束ねる
  4. 選択肢の広がり
  5. 追加

(本文より)

ビジネスモデルの3要素

  1. 顧客に提供する価値
  2. 儲けの仕組み
  3. 競争優位性の持続

(本文より)

求められるリーダーシップ

  1. 進むべき道を明らかにする
  2. それを実行に移して戦いを勝利に導く

(本文より)

将来を予測するには

  1. 他業界で起きたことが参考になる
  2. 隣接領域を見逃さない
  3. 違った角度から見る

(本文より)

「視野」「視座」「視点」

特に、視点が大事で難しい。ヒントとしては下記。

  • 顧客視点
  • 素人視点
  • ゼロベース発想

(本文より)

不確実性に対処する3つの資質

  • 先見性
  • 勇気
  • 現場力

(本文より)

最後は、経営者の魅力。